階段の踊り場。
白雪ちゃんと、
白雪ちゃんを下敷きにするみたいに倒れ込むマネさん。
白雪ちゃんからのSOSを受けて一時間は経っている。
エレベーターは故障している。
この間、たまたま四階以上に住んでいる人は通らなかったのか。
四階の踊り場だから三階の住民がフロアへのドアに入っていったらここは死角になってしまう。
なんて不遇が重なってしまったのだろう……。
「白雪ちゃんっ!白雪ちゃん……!」
「白雪ちゃん……新美さんっ!?」
「…………ん……の、の……」
「白雪ちゃん!!!!」
「ちょっととりあえず……新美さん、すみません!」
結が新美さんの体を横に転がすようにして白雪ちゃんの上からどかした。
白雪ちゃんは深海から引き上げられたみたいに口と鼻から大きく息を吸って、
「あ……ちょっとクラッてしちゃった」って、無理をして笑った。
白雪ちゃんと、
白雪ちゃんを下敷きにするみたいに倒れ込むマネさん。
白雪ちゃんからのSOSを受けて一時間は経っている。
エレベーターは故障している。
この間、たまたま四階以上に住んでいる人は通らなかったのか。
四階の踊り場だから三階の住民がフロアへのドアに入っていったらここは死角になってしまう。
なんて不遇が重なってしまったのだろう……。
「白雪ちゃんっ!白雪ちゃん……!」
「白雪ちゃん……新美さんっ!?」
「…………ん……の、の……」
「白雪ちゃん!!!!」
「ちょっととりあえず……新美さん、すみません!」
結が新美さんの体を横に転がすようにして白雪ちゃんの上からどかした。
白雪ちゃんは深海から引き上げられたみたいに口と鼻から大きく息を吸って、
「あ……ちょっとクラッてしちゃった」って、無理をして笑った。