「それじゃあ冷蔵庫に昨日のシーフードカレーの残り入れてるから食べてね」



「わかった、ありがとう真央ちゃん」


「うん」



「大学頑張ってね、真央ちゃん」



「うん、ありがと」



「うん」



「じゃあ、行ってくる」



「うん」



真央ちゃんは僕にとって、生きがいそのものだ。



僕は真央ちゃんに救われた。



高校卒業時に事故で母親を失い、もう死んでもいいと、何も食べず道端に転がってた僕を、彼女は救った。



真央ちゃんはすごいんだよ。