私の予想通り、大神くんはもういた。



私の視線が大神くんを捉えると同時に、あることも覚悟する。



それは、周りに少しだけ人がいるから大神くんは学校モードだろうということ。



2.3人が下駄箱の前で誰かを待っていたり、靴を履いていたりする。



誰にも見られずにここを通り過ぎるのは無理だろう。



今日は、他の学年は7時限目がある。



それに、今日はほとんどの部活の活動日。



だからあんまり見られることは無いけど同じ学年の何人かにはどうしても見られてしまう。