1匹狼でそこにいるだけで周りを圧巻させる男の子。


それが大神くんなのだ。



付けられたあだ名は一匹狼の狼と苗字の大神を掛け合わせて銀のオオカミ。


そんな大神くんとぶつかってしまった、さらには大神くんの教科書やノートも落とさせてしまった。



その事実が信じきれなくて呆然とする。



やばい、じゃ済まないかもしれない。



何されてもおかしくないような気がする。



「ごめんなさいっ!」



即座に謝ってとにかく頭を下げる。