でも、これも幸せの証拠なのかもしれない。



講義室はやけに静か。



だけど瞬くんといれば気まずさなんて感じなかった。



「俺ね、ふたばのことほんとすき。だいすき」



瞬くんは私を強く抱きしめながらそんなことを告げた。



けどね、瞬くん。



────その気持ち、負けないからね。