そして、この講義室はすっからかん。



特に委員会なんかで使う予定もなければ放課後こんな場所使う人なんていないだろう。



瞬くんは人が居ないのを確認してその教室に入ったみたいだった。



やっぱり何か大切な話が・・・。



「で。ふたばはあの人とつきあうの?」



2人きりの講義室で瞬くんが最初に口にしたのはそれだった。



なんでそんなこと聞くの?



そう言いたかった。