っていうことは何か大切な用事なのかもしれない。



直接伝えたいこと、なのだから。



そう思ったらいつもとは一味違う緊張感に襲われた。



今はただただ瞬くんについて行ってるけど。



これから何が始まるのか、何を言われるのかが全くわかんない。



急に瞬くんが立ち止まって、



「ここにしよ」



とドアを開けた。



第3講義室。



たまに授業で使うことのある部屋だ。



普通の教室とは違って授業のためだけに作られた部屋だから机が教室のより少し大きかったり椅子が柔らかかったり授業しやすい仕様になっているのが特徴だ。