「はっ、羽月さん」



私が中庭へと行ったら佐野くんはすぐに気づいてくれた。



佐野くんも私と同じで動揺している。



そりゃ、そうだよね。



告白の返事されるときに緊張しないわけがないよね。



私だったら、パニックになっちゃうよ。



瞬くんに告白して返事されるとき・・・なんて自然と考えてしまう自分を殴りたい。



っていうか、私が緊張してどうする!



私、返事する側なのに。