「し、瞬くんそれで来てくれたの・・・?」



私が不良に絡まれることを心配してきてくれたのだろうか。



「・・・・・・ふたばになんもなくてよかった」



瞬くんは私の質問に小さく頷いた。



「瞬くん!足は!?」



華麗な格闘術に目を奪われたせいで捻挫してるってことすっかり忘れてた。



捻挫してるのに、あそこまで・・・。



「だいじょーぶ」



ゆっくりと噛み締めるようにそう言った瞬くん。