話しかけられても動かない私を見て瞬くんは



「かえろー」



といつもみたいに戻ってしまった。



この状況でもモードの切り替えいつも通りやるの・・・?



む、無敵なのかもしれない。



私は、瞬くんの言葉通りに従うことしかできなくて帰ることになってしまった。



不良くんたちは



「に、にげようぜ」



となけなしの体力でそそくさと逃げていった。



「た、助けてくれてありがとう」



パニックになってはいるけど、思ったより言葉は素直に出てきてくれる。