美しいフォームの蹴り。



蹴られた人たちは、さっきまでわーわー言っていたのに痛みからかもう声が出ないみたいだ。



5人ほどいた男の子たちは瞬くんによって地面に叩きつけられていた。



「ほんとうぜぇ」



小さな声で瞬くんはそう言いながら手を止めない。



し、死んじゃいそう。



見るからに瞬くんの殴りは痛そう。



さっきまでピンピンしてた不良くんたちはもう反抗する気力なんてものはないようだ。