「その人のことしか考えられないからごめんって。私にそう言ったの」



今宮さん、そのこと言いたくなかっただろうに。



なんで、私に話してくれたの。



「きっと、羽月さんのことだと思うよ」



「そ、そんな訳・・・」



「じゃあね。」



今宮さん、行っちゃった。



瞬くんが私を好き?



そんなことあるわけない。



そんな夢みたいなことはあっちゃダメ。



たくさんの人傷つけておいて、それはダメだ。