佐野くんとは席替えで隣になったことがきっかけで仲良くなった。



最初は佐野くんも私のことを怖がってたらしいけどそれでも話しかけてくれた。



でも、顔立ちと裏腹に大人しいって分かったのかそこからは何かと私をいじってくる。



地味で面白くない私に話しかけてくれる佐野くんは本当に優しいと思う。



佐野くんと話しているとすぐに時間が経ってしまう。



だけど、今は彼と話すより先に大神くんの所にノートを返しに行かなきゃいけない。



「ごめん!私行かなきゃ行けないとこあるんだ。バイバイっ!」