私の顔は自分でも分かるくらいに赤くなってる。



佐野くんが私を好き・・・?



そんな馬鹿なことがあるか!とツッコミたくなる。



でも、



「返事はいつでもいいから」



どうしようと焦る私を見て、佐野くんはまっすぐな瞳を向けた。



そして、それだけ言うと食べた分のお金を置いてお店から出ていってしまった。



告白されたの、初めて。



人生初の告白がこんなに贅沢でいいのかな。