「あ〜、やっぱ槙田ちゃん、最高」

「へ?」

「じゃあさ、俺の初恋が叶うように、槙田ちゃん協力してくれない?」

「わ、私にできることならなんでも!」


楽しそうに笑う大西くんの笑顔が、キラキラ眩しくて、初恋に前向きになってくれたことが素直に嬉しいと思った。

きっと、初恋が叶ったら、大西くんはもっと幸せな笑顔をみせてくれるはず。

そのためなら、槙田茉莉花、全力で協力させていただきます!


そんな熱い決意を心の中でしていると、テーブルの上に置いたスマホの画面が光った。

メッセージの通知に、チラリと視線を向けるとなんとそれは、先ほど振られた先輩からのメッセージだった。