白い壁の白いカーテンから日の光が差し込んだ。

外は、暑そうだ。

真夏の朝だというのに私は、この白い部屋に閉じ込められている。

私、加藤沙耶16歳。

青春まっ盛りの16歳。

世の中の16歳は、友達と遊んで青春を楽しんでいるだろう。

私はというと、一人でベットから動かず機械に繋がれ過ごしている。

でも、中学校卒業まではかぜなんか一回もひいたこともない超健康優良児だった。

そんな私に異変が起きたのは卒業式の次の日のことだった。