「わあ、すごい!」


そこには、アメリカの大きなハンバーガーの写真が。


「やっぱり、アメリカのハンバーガーって大きいんだね」


圭人の顔よりも大きいんじゃないかってくらいの、アメリカンなサイズのハンバーガーの写真に私は目を丸くする。


「美味しそう。私、アメリカって行ったことないから良いなあ。このハンバーガーも食べてみたい」

「それなら、俺といつか一緒に……」

「え?」

「ううん、何でもない……あっ、そうだ。絃葉、良かったら昼休みに校内を案内してくれないか?」

「えっ、私が!?」

「ああ。俺、絃葉に案内して欲しくて」


そういうことなら……。


「うん。わかっ……」

「ダメだよ」


私が圭人に『わかった』と言おうとしたら。話の途中で、誰かに遮られてしまった。