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放課後は初めての部活があった。
書道部は美術部と共同で7階の美術室を使うことになっている。
梨沙、穂乃香、木曽ちゃんは3人して美術室に行って席に着いた。
書道部はほとんどが女子だった。が、梨沙の目の前にとある男子の姿が。
「名前なんていうの〜?」
穂乃香が聞く。
「富井陸」
「ふ〜ん。じゃあ、富井のとっちゃんって呼ぶね」
「何組なの?」
今度は木曽ちゃんが聞く。
「1年12組」
「え!涼太と同じクラスだ!」
ついつい梨沙は叫んでしまった!
「大桃のこと?」
「そうそう!」
「もしかして最近できた大桃の彼女ってお前?」
「うん!てか、どう?クラスでの様子は」
「普通だよ。鉄道も好きだけどAKB好きだから恋するフォーチュンクッキー踊ったり、まゆゆとかいうやつが好きだからももゆとかって呼ばれてるよ」
「ももゆ〜!?」
聞き捨てならない。てか、AKB好きとか聞いてないし。まあ梨沙の場合もAKBやBerryz工房好きだから人のことは言えないけど。男がAKBなんて!しかも、まゆゆこと渡辺麻友。憎き恋敵だ!
「みんな、静かにしてー!」
部長の桐谷沙羅先輩が言う。
「二人共静かにしてよ」
「はーい」
「は〜い」
穂乃香がたしなめる。
梨沙と富井はすぐに打ち解けた。
部活中も世間話ばかりした。
「小峰梨沙、って名前なのになんで、ももち、って呼ばれてんの?」
「ツインテールだから。ほら、Berryz工房の嗣永桃子ちゃんってももちって呼ばれてるでしょ?」
「そうだけど、顔、似てないじゃん。どっちかというとまゆゆのほうに似てるじゃん」
「マジで!?嬉しい!」
「そういえば富井はどこから来てるの?」
「町田市の鶴川」
「一応東京都民なんだ〜?」
「一応ってなんだよ」
すごい会話が弾む。
そしたら穂乃香が言う。
「ももちぐらいだよ。富井のとっちゃんとしゃべってるのって。富井のとっちゃんと一番しゃべってるのはももちだからね」
そんなにしゃべってたかなあ?
自分でも自覚がなかった。
今日の部活はあっという間に終わり、さあ帰ろうと下駄箱に行くと富井の姿があった。
「富井?帰らないの?」
「お前を待ってた」
放課後は初めての部活があった。
書道部は美術部と共同で7階の美術室を使うことになっている。
梨沙、穂乃香、木曽ちゃんは3人して美術室に行って席に着いた。
書道部はほとんどが女子だった。が、梨沙の目の前にとある男子の姿が。
「名前なんていうの〜?」
穂乃香が聞く。
「富井陸」
「ふ〜ん。じゃあ、富井のとっちゃんって呼ぶね」
「何組なの?」
今度は木曽ちゃんが聞く。
「1年12組」
「え!涼太と同じクラスだ!」
ついつい梨沙は叫んでしまった!
「大桃のこと?」
「そうそう!」
「もしかして最近できた大桃の彼女ってお前?」
「うん!てか、どう?クラスでの様子は」
「普通だよ。鉄道も好きだけどAKB好きだから恋するフォーチュンクッキー踊ったり、まゆゆとかいうやつが好きだからももゆとかって呼ばれてるよ」
「ももゆ〜!?」
聞き捨てならない。てか、AKB好きとか聞いてないし。まあ梨沙の場合もAKBやBerryz工房好きだから人のことは言えないけど。男がAKBなんて!しかも、まゆゆこと渡辺麻友。憎き恋敵だ!
「みんな、静かにしてー!」
部長の桐谷沙羅先輩が言う。
「二人共静かにしてよ」
「はーい」
「は〜い」
穂乃香がたしなめる。
梨沙と富井はすぐに打ち解けた。
部活中も世間話ばかりした。
「小峰梨沙、って名前なのになんで、ももち、って呼ばれてんの?」
「ツインテールだから。ほら、Berryz工房の嗣永桃子ちゃんってももちって呼ばれてるでしょ?」
「そうだけど、顔、似てないじゃん。どっちかというとまゆゆのほうに似てるじゃん」
「マジで!?嬉しい!」
「そういえば富井はどこから来てるの?」
「町田市の鶴川」
「一応東京都民なんだ〜?」
「一応ってなんだよ」
すごい会話が弾む。
そしたら穂乃香が言う。
「ももちぐらいだよ。富井のとっちゃんとしゃべってるのって。富井のとっちゃんと一番しゃべってるのはももちだからね」
そんなにしゃべってたかなあ?
自分でも自覚がなかった。
今日の部活はあっという間に終わり、さあ帰ろうと下駄箱に行くと富井の姿があった。
「富井?帰らないの?」
「お前を待ってた」