急に足に力が入らなくなって倒れてしまった。
それとほぼ同時にキッチンに備え付けられている火災報知器が反応してしまったみたいで『火事です!火事です!』というけたたましいアラームが家中に響き渡った。
そうだ…火、止めなきゃ…。
そう思うけど身体が思うように動いてくれない。あと数歩なのに。と、その時。
「小桃ちゃん…!?」
「ましば…さん……」
真柴さんが火災報知器の音で異変に気づいてくれたようで、5分もしないうちに駆けつけてくれた。
「はぁ、はぁ…ごめんなさ…い、あの…、火を……っ」
「火!? あっ、これっすか!」
キッチンの方に走っていく真柴さん。すぐにカチャッ、と火を止める音が聞こえてきた。
「止めました。それより小桃ちゃん大丈夫っすか!?」
「ごめんなさ……、ひん、けつ………です…っ、はぁ……はぁっ…」
本当は違う。でも貧血、って事にした。
「マジっすか!? とっ、とりあえずベッド行きましょう…っ、ベッド!!!」
そのまま真柴さんに抱き抱えられてベッドに寝かせられた。
「病院行きますか?」
「いえ……少し横になってれば治るやつなので…。それよりカレー…、焦げちゃってますかね…? どうしよ……結くんもうすぐ帰ってくるのに……」
「そんなことより、今はゆっくり休んでください! なんか食べます?」
それとほぼ同時にキッチンに備え付けられている火災報知器が反応してしまったみたいで『火事です!火事です!』というけたたましいアラームが家中に響き渡った。
そうだ…火、止めなきゃ…。
そう思うけど身体が思うように動いてくれない。あと数歩なのに。と、その時。
「小桃ちゃん…!?」
「ましば…さん……」
真柴さんが火災報知器の音で異変に気づいてくれたようで、5分もしないうちに駆けつけてくれた。
「はぁ、はぁ…ごめんなさ…い、あの…、火を……っ」
「火!? あっ、これっすか!」
キッチンの方に走っていく真柴さん。すぐにカチャッ、と火を止める音が聞こえてきた。
「止めました。それより小桃ちゃん大丈夫っすか!?」
「ごめんなさ……、ひん、けつ………です…っ、はぁ……はぁっ…」
本当は違う。でも貧血、って事にした。
「マジっすか!? とっ、とりあえずベッド行きましょう…っ、ベッド!!!」
そのまま真柴さんに抱き抱えられてベッドに寝かせられた。
「病院行きますか?」
「いえ……少し横になってれば治るやつなので…。それよりカレー…、焦げちゃってますかね…? どうしよ……結くんもうすぐ帰ってくるのに……」
「そんなことより、今はゆっくり休んでください! なんか食べます?」