なのに……

あの女が転がり込んでから…、全てが変わった。

結が惚れた女…?

何それ…

冗談やめてよ。

あたしの存在はこれから何になるの?

「あの…っ、ハンバーグ……すごく美味しかったです」

は…?

何それ。

結の為に作ったのに。

「あなたがお食べになったんですね」

「はっ、ごめんなさい……、結くんがやる、って言ってくれたから…つい……」

ねぇ、結…

結だけだったんだよ?

あたしに存在意義を与えてくれたの。

ショックだった。

やる(・・)、ってなに…??

良くも悪くも、あなたのくれる言葉はいつも……

「クビだ、と言ってるんだ」

私の世界を180度変えてしまう。

…っ!!

あたしの居場所返してよ……

ねぇ、結…

今はちょっとおかしくなっちゃってるだけでしょ?

こんな女、好きでもなんでもないんでしょ?

ねぇ、結​───────…

心がぐちゃぐちゃしていく。

「出ていけ……!!」

あの瞬間。

土石流のように湧き上がった全ての黒い感情は必然的にあの女に向いた。

結を返して…

あたしの居場所…返して……

「あのクソ女……」

許さない……


許さない…許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない……ッ!!!!!!!!!












「……………………………ぶっ殺してやる」