一緒に朝食を食べたあと、出掛けようとした結くんを私は少しだけ引き止めた。
「なんだ?」
「もし良かったら、私…作りましょうか…。ご飯」
「……作れるのか?」
「くるみさんほどじゃないですけど…多少は……」
家じゃ手抜き料理ばかりだけど、しあわせ園ではそれなりにちゃんとしたものを作っていたはず。
それにこのままだと料理が苦手な真柴さんに変わって出前ばかりの食事になってしまいそうだ。そんなの身体に悪すぎる。私はもう手遅れだけど…。
────なんていろいろ考えながらただ思いつきで発言してしまった。
でもなかなか返事がないのが不安で。やっぱり余計なお世話だっただろうか、とすぐに考え直す。
「ごめんなさい……私なんかの手料理、怪しくて食べられない、ですよね…。やっぱり今の忘れてくだ────」
「いや、そんなことない。むしろ嬉しい」
「ほんとですか…」
「あぁ、楽しみにしてる」
「はい…っ」
昨日は昼に眠りっぱなしの私の様子を見に1度戻ってきてくれたみたいだけど今日は仕事の方が忙しいみたいで帰りは夜になるみたい。
「行ってきます」
結くんを見送った後。
夜ご飯は何にしようか、と頭の中が一気に騒がしくなった。
「なんだ?」
「もし良かったら、私…作りましょうか…。ご飯」
「……作れるのか?」
「くるみさんほどじゃないですけど…多少は……」
家じゃ手抜き料理ばかりだけど、しあわせ園ではそれなりにちゃんとしたものを作っていたはず。
それにこのままだと料理が苦手な真柴さんに変わって出前ばかりの食事になってしまいそうだ。そんなの身体に悪すぎる。私はもう手遅れだけど…。
────なんていろいろ考えながらただ思いつきで発言してしまった。
でもなかなか返事がないのが不安で。やっぱり余計なお世話だっただろうか、とすぐに考え直す。
「ごめんなさい……私なんかの手料理、怪しくて食べられない、ですよね…。やっぱり今の忘れてくだ────」
「いや、そんなことない。むしろ嬉しい」
「ほんとですか…」
「あぁ、楽しみにしてる」
「はい…っ」
昨日は昼に眠りっぱなしの私の様子を見に1度戻ってきてくれたみたいだけど今日は仕事の方が忙しいみたいで帰りは夜になるみたい。
「行ってきます」
結くんを見送った後。
夜ご飯は何にしようか、と頭の中が一気に騒がしくなった。