「それ、似合ってる。サイズ合ってるか」
「…っ、はい、ありがとう…ございます……」
私のバスローブ姿なんてスルーしてくれていいのに。似合ってる、なんて言葉をくれたことがむず痒いようで落ち着かない。
私もおそるおそる結くんの背中に手を回す。
ゴツゴツしてて。男の子っぽくて。私よりもひと回り大きい背中。
少し苦しいけど包み込まれてるみたいで安心した。
「若、おかえりなさいませ」
突然聞こえたそんな声。
くるみさんだ。
「あぁ、くるみ。来てたのか」
今今起きたばかりだからくるみさんが来ていたことに気付かなかった。いつからいたんだろう。
「今晩はオムライスにする予定です」
「そうか」
ゆっくりと結くんが私から離れていく。
「先シャワー行ってくる」
「かしこまりました」
ソファに1人置いてきぼりにされた私は、リビングルームから出ていく結くんの背中とキッチンに立つくるみさんを交互に見た。
さっきくるみさん、若、って言ってた……。
結、って呼んでるんじゃなかったんだっけ??
やっぱり結くんの立場が上すぎるから言葉遣いには気を付けなきゃいけないのかな?
「…っ、はい、ありがとう…ございます……」
私のバスローブ姿なんてスルーしてくれていいのに。似合ってる、なんて言葉をくれたことがむず痒いようで落ち着かない。
私もおそるおそる結くんの背中に手を回す。
ゴツゴツしてて。男の子っぽくて。私よりもひと回り大きい背中。
少し苦しいけど包み込まれてるみたいで安心した。
「若、おかえりなさいませ」
突然聞こえたそんな声。
くるみさんだ。
「あぁ、くるみ。来てたのか」
今今起きたばかりだからくるみさんが来ていたことに気付かなかった。いつからいたんだろう。
「今晩はオムライスにする予定です」
「そうか」
ゆっくりと結くんが私から離れていく。
「先シャワー行ってくる」
「かしこまりました」
ソファに1人置いてきぼりにされた私は、リビングルームから出ていく結くんの背中とキッチンに立つくるみさんを交互に見た。
さっきくるみさん、若、って言ってた……。
結、って呼んでるんじゃなかったんだっけ??
やっぱり結くんの立場が上すぎるから言葉遣いには気を付けなきゃいけないのかな?