どうしてそんなことを言うんだろう。そんなことを思っていると、千紗が「あかりー!」と駆けつけてくれた。

「あら、あなたこの子の友達?」

「はい、友達です。それがなにか?」

「あなたの友達さんね、学校の王子様に手を出したのよ」

「え、どういうことですか…?」

「噂のファミレスの女の子、それが朱里さんなんだよ」

「え…」

「ふふっ、まぁいいや、じゃあね〜朱里さん」

先輩達はキャハハ!と笑ないながらその場を去った