「着いたぞ」

わぁ、綺麗っ!先輩に連れられてやってきたのはイルミネーションだった。

「わたし、、イルミネーション、初めて見ました!」

「そうなのか?じゃあ俺とこれで良かったな」

「はいっ!」

…綺麗っ!あっそうだ!

「小澄先輩!写真撮りませんか?」

「写真か。そういや撮ったことねぇな」

「写真記念!」

パシャッ!

「見せてよ」

うわぁ、先輩との記念写真…!嬉しいなぁ。

「さ、そろそろ寒くなってきたし帰るか」

もう時間か〜。寂しいな…。

「ちょっとそこのベンチ座るか」

「はい!」

私たちは近くにあったベンチに座った。

「はぁ、今日は楽しかったか?」

「はい!もちろんです!」

「そうか…」

「あ、あの、小澄先輩…」

「ん?」

…もう一度先輩に言おう。好きって。言い過ぎってわかってるけど、それくらい本当に先輩が好きなんだ。

「あの、改めて言いますけど、私先輩のことがほんとに好きで、家でもずっと先輩のことを考えてます。気遣ってくれるとことか優しいとことか照れるところとか全部好きです。だから、ずっと一緒にいたいです」

「朱里…。俺も好きだよ。離れる離れないじゃなくて俺が離さねぇから安心しろ」

「うぅ、先輩っ」

「ったくお前は泣き虫だな」

「そういう先輩はツンデレですよね」

「っ、なんだと!?」

「でもそこも好きです」

「…っ。ま、てかいつか一生離さない日が来るから」

「え…?」

…それって。

「ま、それまで待ってろよ〜」

「う、うん!」