「朱里…?」
ど、どうしよう。千紗にバレちゃった。
「ホントなの?」
お、怒ってるかな…。でも、もう嘘つく必要ないよね。
「うん、ホントだよ」
…友達を辞めることになったらどうしよう…。興味無誘うにして一緒にいたなんて有り得ないもんね。そんな最悪な考えを巡らせていると、ふと彼女が私に抱きついた。

「なんで言ってくれなかったの!」

…え?

「怒ってたんじゃ…?」

「怒ってるわけないでしょ!!私は応援するからね!!」
そう言って千紗はウインクをした。…え?応援??どういう事?
「さ、お弁当食べよ〜、お腹すいたー!」
まあ、いいや、友達辞めるとかにならなくて良かった!