でも、こんなにすぐに寝ちゃうなんて。

相当疲れてたんだ。

今はそっとしておこう………。








少しずつ神楽家に近づいてきたため優衣を起こす



「優衣、起きて」



そう優衣の肩に手を当てて揺さぶる。



すると薄っすらとまぶたが開いて、優衣のきれいな瞳と目が合う。



まだ完全に起きれていないのか、わたしのことをぼっーと眺める優衣。



かと思うとニコって笑って



ぎゅーと肩に置いてない手を突然握られた。



えっ、ちょっと……どうゆう……?




「ゆっ、ゆい………?」




慌ててるこちらを楽しむみたいにほほえむ優衣はゆっくりとした口調で言った。