「優衣。眠いの?」

「うーん。ちょっとね」



そう言ってまたあくびをした。



「家につくまで寝ていたら。
近づいてきたら起こしてあげる」

「じゃあ、お願いしようかな」



そう言ったかと思うとわたしの肩に優衣の頭が乗った。



えっ!!



思わず声に出そうになるがなんとか抑える。



すぐに肩の重みが増して眠りに落ちていく


そして少しするとコクリ、コクリと頭が上下し始めた。


寝ていいって言ったけど、まさかわたしの肩で寝るとは思わなくて……。