……同性のルームメイトと生活するって話だったから、ルームメイトが男の子だったのにはびっくりしたけど、案外仲良くなれそうだったし、家事の分担もスムーズに決まったし、なんだかんだうまくやっていけそうだ。
「よしっ」
寮の隣の部屋の前で、お菓子の入った紙袋を持った私・青空ひよりは、胸に手をあてて気合を入れた。
寮生活はルームメイトとの仲も大事だけど、それと同じくらい、近くの部屋の人との仲も大切なはず。
と、いうわけで、隣の部屋の人にごあいさつすることにしたんだ。
コンコン、とノックしてから言う。
「すみません! 隣の部屋の者です! ごあいさつに来ました!」
「はい。すぐ開けますので少々お待ちを」
部屋の中から上品な声が聞こえた。
すぐに少しだけドアが開く。
姿を見せたのは、私と同じピカピカの制服に身を包んだ女の子。
つやつやな茶髪?ブロンド?を編み込みにしていて、なんだかキラキラしている。
その子の青色の瞳と目が合うと、女の子はにっこりとあでやかに微笑んだ。
「こんにちは。はじめまして」
私はあわててぺこっと頭を下げた。
「こんにち、いや、はじめましてっ。隣の部屋の、青空ひよりといいます」
「わたくしは光石せいらです。これから隣の部屋どうし、仲良くしましょうね」
「はい、ぜひっ!」
それから、お互いにお菓子を渡して、部屋の片付けについての話とかをして。
「また都合のいいときがありましたらいつでもいらしてください」
最後にそう光石さんに言われて、私は頷いた。
「よしっ」
寮の隣の部屋の前で、お菓子の入った紙袋を持った私・青空ひよりは、胸に手をあてて気合を入れた。
寮生活はルームメイトとの仲も大事だけど、それと同じくらい、近くの部屋の人との仲も大切なはず。
と、いうわけで、隣の部屋の人にごあいさつすることにしたんだ。
コンコン、とノックしてから言う。
「すみません! 隣の部屋の者です! ごあいさつに来ました!」
「はい。すぐ開けますので少々お待ちを」
部屋の中から上品な声が聞こえた。
すぐに少しだけドアが開く。
姿を見せたのは、私と同じピカピカの制服に身を包んだ女の子。
つやつやな茶髪?ブロンド?を編み込みにしていて、なんだかキラキラしている。
その子の青色の瞳と目が合うと、女の子はにっこりとあでやかに微笑んだ。
「こんにちは。はじめまして」
私はあわててぺこっと頭を下げた。
「こんにち、いや、はじめましてっ。隣の部屋の、青空ひよりといいます」
「わたくしは光石せいらです。これから隣の部屋どうし、仲良くしましょうね」
「はい、ぜひっ!」
それから、お互いにお菓子を渡して、部屋の片付けについての話とかをして。
「また都合のいいときがありましたらいつでもいらしてください」
最後にそう光石さんに言われて、私は頷いた。