「あ、そうだ。今度啓吾も呼んで勉強会とかしない?」
もうすぐ駅に着くというところで、雪平くんが閃いたようにそんな提案をしてきた。
「勉強会?」
「啓吾も俺も得意科目違うし。璃子ちゃんも関口さん誘ってさ。……どう?」
どうって……。
雪平くん頭いいし。
正直、苦手な理数系を教えてもらえるなら超助かる。
二人きりだとやっぱり緊張しちゃうだろうしあれだけど、山岡くんと愛花も呼ぶんなら、全く問題ないよね?
「いいよ?」
「ほんと?」
「うんっ」
──それにしても。
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