恋なんていらない。


もういーやって、

そう思ってたのに──。


『璃子ちゃん』


蜜みたいに甘い声が、

太陽みたいに眩しい笑顔が、

いつしかあたしの心をいっぱいにしてたんだ。


気づかぬふりなんてもう、できないくらいに。



だけど、この想いは──……。