「あぁ。時間ねぇから、またな。あっ、それと、学校ではかいちゃんって呼ぶなよ。」

 
 そう言って走り去っていった。


 あー。やっちゃた、いつものクセがでちゃったなー。これから気を付けよっと。


 
 
 昇降口に着くと先生や先輩達が見えた。


 どうやら、あそこで受付してるみたい。よしっ


 「おはようございますっ」


 「おはよう。名前聞いてもいいですか?」


 「はいっ。如月 凛です」


 「オッケー、入学おめでとう!」

 
 名簿にチェックしてくれた先輩は、笑顔で対応してくれた。


 私もこんな中学生になりたいっ。