「おかえりーんこっ!ちゅぴちゅぴちゅぱぱ〜」

母さんが今日もわからない言葉で出迎えた。

「母さん、これ……」

「ん?てがみーてがみーはいけーこのてがみー♬」
母さんは保健室からの手紙をあけて、ふーん、って顔をしたあと、俺の頭をなでた。

「はいはい。お金置いとくからねーんねーんねずみがとことこおとまりなのー」

「かあさん、俺自分のこと止められないんだ」

「気合いだーっ!」かあさんはアニマル浜口のまねをした。

「行ってらっしゃい♪」

「うん」