涼平が純花を教室の後ろの方に呼ぶ。

「もうこれ以上、俺達に関わらないでくれ、頼むから」

「え？」

「え、な、なんで？純花何にもしてないのに」

「もうやめろよ、そういうの」

「何言ってんの？いい気にならないでよね、彼女できたぐらいで」

「噂ながしたのもお前だろ？」

「そうだよ」

「灯ちゃんが涼平くんのこと好きって言うから、灯ちゃんには勿体無いと思って純花がもらってあげようと思ったの」

「勿体無いとか、もらってあげようとかお前のそう言うとこずっと無理だったんだよ」

純花の素の言葉を聞いたことによって純花のファンはもう居ない。

それにより、周りに人がずっと居た純花は初めて1人で下校した。