「オメデトウミスターアラカワ。
 
 キミハミナライソツギョウダ。

 ライシュウカラVIPノオタクでハタライテモラオウ」





「は、はあ....」





正直、不安だった。





1年しか習っていない未熟者の俺が、こんなにも簡単に財閥の家の執事になるなんて。





___昔俺についていた執事を思い出す。





俺が、あんな風になれるのかはわからない。





ただ、ここまできたら頑張るしかなかった。