そんな俺の努力が報われたのか、見習いになって1年ちょっとで初めて、





ワールド執事選手権という大会で優秀賞を貰った。





まあ、周りはおじさんおじいちゃん世代ばっかで、高校生の俺の体力とスピードの方がまだあったからだとは思うけど。






そこからというもの、





「執事界の新星」

「新人有能執事」

「この執事が担当なら勝ち組人生」





世界的にも有名な財閥で働く執事もいる中で俺は、こう思われてしまった。