このプロジェクトの認知拡大のため、KIZUNAステーションのFM三局で『難聴救済ミュージックエイド』の告知を頻繁に流した。
 それを受けて、REIZとビートローリングス、クイーン・クリムゾンがホームページやSNSで何度も発信してくれた。
 その結果、前売り券は発売すると同時に完売し、その上、多額の寄付金を集めることができた。
 更に、『難聴患者に希望の音を』というボランティア組織が各地で立ち上がり、その輪が国外に広がっていった。
 親友・最上とニタス博士、音野良伝と冶金雅、最上とニタスの想いに共感したキーボー、そして、彼を強力に支援する音楽関係者の熱い魂が、不可能を可能に変えようとしていた。