「REIZにピッタリのメンバーであることを保証する」

 ドラマーは、田滝太湖。
 ベーシストは、部素弦太。
 そう、タッキーとベスだった。

「えっ、あのビフォー&アフターのタッキーとベス……」

 令の口と目がこれ以上は無理というほど大きく開いた。

「よろしく」

 スキンヘッドのタッキーが数ミリ頭を下げた。
 若い頃と違って顎髭を生やしていた。
 その中に白いものが混じっていた。

「お手柔らかに」

 白髪の混じった長髪のベスが、ニヒルに笑いながら、心にもないことを口にした。

「あっ、よろしくお願いします」

 礼に続いて麗華がぎこちなく頭を下げた。