「どんな言葉からも守ってくれる。私を好きだと正直に言ってくれる。付き合い始めたばかりで、疑心暗鬼になることもあるけど私は、今日までの彼を好きだと思った」




大輝の言うように年下にからかわれて、遊ばれてるだけだとしても――





「大輝の勝手な妄想話で口を挟んでこないで」




真っ直ぐに大輝と目を合わせる音羽。




力強く向けられた視線に少し狼狽える大輝。





「はっ……彼氏が出来てから俺に強気に出るようになってきたけど、結局ブスなお前に変わりは無い。そうだろ?惨めに捨てられる前に、幼なじみの俺が目を覚まさせてやろうとしてるのに」




鼻で笑い、小馬鹿にしながら反撃してくる大輝。





「今日のその格好もだ。いつもはそんなにシャレた水着じゃねぇのに……お前ごときブスが、女気取ってるんじゃねぇよ」