その後は2人でかき氷を食べ終え、今私はゴミを片付けに行ってくれている未来屋くんを待っている。





「ふぅ……」




夏の暑さに思わず顔を手で仰ぐ。




海の中や砂浜で遊んでいる人たちを眺めていると、聞き覚えのある声に話しかけられる。





「一人でなにしてんだ?」




「…………大輝」





このまま会わずに済めばいいのにと思っていた幼なじみが、私の横に立つ。





「律子さんたちは、どうしたんだ?」




「今は別行動……」




「なんで、一人で行動してんだよ。お前、家族の中でも陰キャなのか?」