「まぁまぁ、もう過ぎたことは仕方ない。これからのことを考えなきゃ。ほら、せっかく海に来たんだから泳ごう」





「はぁ……」




ピタッ――





進めようとした足を止める大輝。




「あれは……」




少し遠くに一人座っている音羽を見つける。





さっき、会えなかったからな……少し話しかけるか。





音羽が1人だと思い込んでいる大輝は何も考えず音羽へと近寄っていった。





○海


「はい。いちご味ねー」



「ありがとうございます」




海から出てかき氷を買った音羽と未来屋。




お昼ご飯の時間が近いので1つを2人で分けることに。





「先輩からどうぞ」