アハハハと笑っているが、大輝の両親は昔から大輝を私と結婚させたいと遠回しに、言ってくることがあった。



何かあると大輝の良さをアピールしてくるし、幼くてまだ何も分からない私に対して、大輝のこと好き?って聞いてくるし。





冗談だと言われても信じられない。




「じゃあ、私たちはこれで」




「お互い楽しみましょうね」




少し笑い話をして、すぐに大平家とは解散した。



――数分後




「せっかくの海なんだから、2人っきりで楽しんできなさい」