体から離れた音羽の水着姿を見て固まる末来屋。



パシッ――



「えぇっ!?」



いきなりグイっと引っ張られ、今居た末来屋の腕の中にまた納まる。



「なんて格好してるんですか」



ビクッ――



「他の人に見せたくない……」




ギュッと抱きしめられ、熱を帯びた言葉で溶かされていく。



ドクン――ドクン――



先ほどよりも感じられる密着している肌、どちらの心臓の音か分からないほど、鳴り止まない心音。