正式に付き合って?わけじゃないから、少し気が引ける……。 「俺は全然、誘っていただけて嬉しいです。先輩のご家族と仲良くなれる機会なんてそうそう無いから」 「じゃあ、決まりね!日程とか諸々の予定は音羽を通して伝えるから、待っててね!」 「はい。ありがとうございます」 私の心配とは裏腹に海水浴の話は決まってしまった。 どうやら、私の夏はまだまだ続くみたいだ。