「きゃあぁぁぁ!!!男の子からの告白ってキュンってするわー!付き合ってどれくらいたったの?もう手は繋いだ?デートはしたの?気になる、気になる!」




恋愛話が大好きな母は暴走し始めた。



光里はきっとお母さん似だと思う。



「えーっと……」



困惑している末来屋くん。



「お母さん、もう遅いから。今日はお終い」



優しい彼のことだから母からの質問は全部答えてくれると思う。申し訳なさすぎる。




「そうね……名残惜しいけど遅くなると、親御さんも心配しちゃうわよね」



「すみません。こんな形であいさつすることになって」



「あら、そんなのいいのよ!あっ、そうだ!今度うちの家族で海に行くんだけど、末来屋くんも一緒にどう?」