父も一緒になって登場。




「こんな時間に外に居たら危ないでしょ?ほら、早く家の中に入……りな……さ……い……」



こちらへと向かってきた母は私の隣に末来屋くんが居ることにやっと気づく。



「…………」



口を半開きにしながら固まってしまった母。



「お母さん?」


母の顔の前で手を振る光里。



「君は……誰だい?」



少し警戒する父。



まぁこんな時間に娘が男と一緒に居れば、警戒するよね。



「彼は……」




なっ、なんて説明すればいいの?まだ正式に付き合ってるわけじゃないから彼氏?とは少し違うし、かと言って友達っていうのも違う気が……。




「……こんな時間に女子高生が居る家に男がいるのは、少し不純じゃないのか?」