――音羽side



火照りをかき氷で冷ます音羽。



「あぁ……なんてことを」



先程の自分の失態に頭を抱える音羽。



自分が持っているスプーンを見て先程の関節キスを思い出す。



「っ……//」




ダメダメ!未来屋くんが帰ってくるまでにこの火照りを覚まさなきゃ!




急いでかき氷を食べる音羽。





キーン




「いたっ!」




勢いよく頬張ったかき氷が頭に響く。




「お前、何やってんだ?」




「っ……大輝!」



「一人で花火大会とかお前寂しいやつだな」




フッと鼻で笑う大輝。




「別に1人じゃないから」



「あ?誰と来たんだよ。時田とか?」




「別に誰だっていいでしょ」