ピピピ、ピピピ、ピピピ

昨日の夜、寝る前に設定した目覚まし時計のアラームが部屋に鳴り響く。

ベットから手を伸ばしアラームを止める。

眠く、ぼやけた視界で起き上がる。

「メガネ、メガネっと」
枕元に置いたメガネを探し、いつものように掛ける。

「ふー、やっと見えた」

カーテンを開け、朝日を浴びる。

スマホを充電器から外し、リビングに向かう。

「おはようー」

お母さんに言う。

「おはよう、早く朝ごはん食べちゃって」

「うん、わかった」


ダイニングテーブルに置いてある目玉焼きとトーストを食べる。トーストには、いつもマーマレードをつけて食べる。


「ごちそうさまー」


朝ごはんを食べると大学に行く準備をする。

顔を洗い、コンタクトをつけて、自分の部屋にあるドレッサーでメイクをする。

クローゼットから今日着る服を選び、髪をセットして、授業でいる教科書、ノート、パソコンをカバンに入れる。



「お母さん、行ってきまーす」

今日も勢いよく玄関の扉を開けて、家を出た。