「俺と2人で住むんで、帰ってくれません?」 スイ ーーそう。兄の彗だった。 兄の彗は黒髪に赤いメッシュ、 赤い瞳で昔よりも顔立ちがよくなっていて、 とてもカッコよくなっていた。 親戚の皆を見てみると、来るとは思ってなかったらしく唖然と兄を見ていた。 私も驚きと安心感で涙がスーと頬を垂れていった。