ボーっとピンクと薄い紫に染まった空を見ながら兄を待っていた。



彗「…悪い。待たせたか?」



いつの間にか私の前まで来ていた兄を見上げた。



……彗…その顔でそんな言葉言うのやめた方がいいよ。



はぁ、うちの兄は見ないうちに心も容姿もイケメンになったようだ。



『……家に帰ろう…………彗。』