「それと、啓…まだ静香のこと好きか?」


俺は、ペンを机の上に置くと自分の席についた。


「好きだよ。多分一生…」

啓は、自分で書いたラクガキを消しながら言った。


「…そっか。。」












……しーん……


とまた静まる。。


「私は、陸君が悪いと思います。」


ずいっと俺に顔を近づける田代さんを見て


固まる俺。。


「いきなりですみませんが、私は彼女さんの味方です。」


「なんでですか?」


雅紀はそう言うと田代さんの隣に立った。


「多分彼女さん…ちゃんと啓君と真理恵さんを怒って欲しかったんじゃないですか?」


……えっ??


「私も、好きな人が芸能人で簡単に会えなくても会いに来てほしいって思います…」


田代さんは、俺の目を捕えながら続けた